版画とは?

版画とは、作家が普段の仕事では表現出来ないクオリティをイメージ通りに表現するために、
作家の監修のもと「印刷会社」ではなく
専門の「版画工房」にて、
職人が持つノウハウと技術、そして厳選された素材を使って制作するアート作品です。

※表現方法・素材も多彩です。数種類のラメを組み合わせたり、アクリルを使って立体的な表現も行います。

版画が出来上がるまでには、作家と場合によっては数度の色校正を行います。
色校正を経た完成品には作家監修の証として、直筆でサイン及びエデイョンナンバーが入ります。
※物故作家であるなどの特別な事情が無い限り。

通常印刷での色校正は「全体的にマゼンダを弱く」などと、作品全体の調整しか出来ませんが、
版画における色校正では細部にまで渡る微調整を可能とし、
時には原画で表現出来なかった色合い・風合いまで具現化する事が出来ます。

全て違う素材・技法で作られている試作品の一部です。作家のイメージする姿に近づける為に時間をかけて作成します。

つまり「版画」とは、作家と職人が持てる力の全てを注ぎ込んだ芸術作品なのです。
七尾奈留先生が初の版画展開催の為にこだわり抜いた版画作品を
心ゆくまでお楽しみ下さいませ。